2008年04月22日

自動車販売業界は今

「新車が売れない時代」と依然と言われ続けていますが、実際のところどうなのでしょうか。
自動車業界団体(日本自動車販売協会連合会)によると、2007年度の新車販売台数は、前年度比5.3%減となって531万9619台で2年連続の減少となって、ピーク時の1990年度の3割強の減少となってしまいました。
販売台数だけの問題ではありません。その販売車種にも大きい変化が見られます。
中でも売り上げ比では、車の維持費・性能の向上などから軽自動車が最も多い台数となってしまっている。
さらに、普通車でもヴィッツ・フィットに代表されるように小型車が多くを占めるようになっています。
自動車メーカーにとっては、クラウンなどの利幅の大きい車の売り上げが減って、利幅の低い小型車が大きく占めているのはやはり無視できない問題のようです。自動車販売はあまり偏りのありすぎる販売台数だと利益を大きく下げてしまうという問題があるようです。
これは、自動車メーカーというよりも、自動車販売会社の切実な問題になりつつあります。
自動車メーカー自体は、国内販売よりも国外販売・輸出などでかなりの利益を出すことが可能になっています。
反面、自動車販売会社はいわゆる自動車ディーラーなどでは、明暗が分かれるて、販売利益の落ち込みは想像以上に深刻になっています。これはもちろん、都市部(東京)などでも例外ではないようです。
自動車販売会社によっては、存続も危ういなどというところもあるようです。特に新車を自動車ローンで購入する場合は、ちょっと注意が必要です。ややレアケースかもしれませんが、新車購入の契約及びローン契約が終了後、納車までの間に自動車販売会社が倒産してしまったということがないわけではありません。
このような場合、最悪自動車が手元になく、ローンだけが残ってしまったなどということも実際にあるみたいなのです。(このあたりはいろいろなローン契約の内容があるのでケースバイケースです。)
これは、非常に珍しいケースかもしれませんが、自動車ローンを組むようなときは相手の販売会社の信用性・健全性も考慮に入れる必要があります。お車を購入するときはこのあたりも気を付けてください。

cbp_aegis at 01:10│Comments(0)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

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